ブラフミーの紹介
インドの伝統医学アーユルヴェーダにおいて、数千年にわたり重宝されてきた代表的なメディカルハーブです。記憶力や集中力の向上、ストレスの緩和、精神を落ち着かせるハーブとして知られています。湿地や水辺を好む匍匐(ほふく)性の多年草で、肉厚な小さな葉と白〜淡い紫色の可憐な花を咲かせます。
味について
主となる味:強い苦味(アーユルヴェーダでいう「ティクタ / 苦味」)が際立ちます。
奥にある味:噛んだり飲んだりした後に、わずかな渋味(カシャーヤ)と甘味(マドゥラ)のような余韻が残ります。
飲食時の感覚:生葉やハーブティー、乾燥粉末を口に含むと、舌の奥にしっかりとした苦味が広がります。ブラフミーのみでは飲みにくさを感じる人が多いため、ギー(澄ましバター)や蜂蜜、ミルクと混ぜて摂取されることが一般的です。
香りについて
生葉・生の植物:青々とした清涼感のある「水辺の草」の香りで、強く主張するような芳香はありません。指ですり潰すと、青臭さと少し泥っぽさを含んだ湿地植物特有のフレッシュな青葉の香りが立ちます。
乾燥葉・パウダー:乾燥させたものは、干し草や乾燥茶葉のような素朴で土っぽい(アーシーな)香りに変化します。
別名
・学名: Bacopa monnieri(バコパ・モニエラ)
・和名: オトメアゼナ(乙女畦菜)
・英名: Water hyssop(別名ウォーターヒソップ)、Herb of grace、Thyme-leafed gratiola
※ 地域によってはツボクサ(ゴツコラ / Centella asiatica)を「ブラフミー」と呼ぶ場合があり混同されやすいですが、学術的には別種です。
主な原産地
主な原産地域:インド、ネパール、スリランカを中心とする南アジアの熱帯〜亜熱帯湿地帯(東南アジア、オーストラリア、アメリカ南部の湿地にも広く分布)
科目
オオバコ科(Plantaginaceae)ウキアゼナ属
※過去の分類ではゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)に分類されていました。
部位
全草(地上部:葉、茎、花)、乾燥葉
